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V-DOSC
V-DOSCのセットアップ
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V-DOSC : THE NUTS AND BOLTS

V-DOSC構成

  キャビネット寸法及び重量:
       幅   :  50インチ(130cm)
       高さ  :  17インチ(43.5cm)
       奥行き :  20インチ(51cm)+ドーリー(台車)
       重量  :  220lbs(100kg)

V-DOSC4台のスタックはまさに円柱状の波面を作ります。最初のアレーの基本体積は174センチ(H)X130センチ(W)X51センチ(D)です。なんとこの大きさの中に、ドライバーは15インチが8個、7インチが16個、2インチが8個入っています!! そしてこのスタックをドライブするのに必要なステレオアンプの数は全部で4台です!! このようなサイズ、重量そしてコストの節約の効果はかなりのものです。

エンクロージャーは前面を下にして台車に乗って移動するため、扱いもセットアップも簡単です。エンクロージャーの連結も簡単で、各エンクロージャーの背面に取り付けられているU字の蝶番式に回転する2つの支柱で連結され、同様にして次々に列車のように連結するだけです。ユニット間の角度はラッチロックを付けてボックスを固定し、アルミバーのついた2つのAeroquip金具で横方向に安定させます。

逆向きにも使えるバンパーが、二通りのセットアップを可能にします。
システムをリギングする場合には、バンパーを一番上のエンクロージャーに連結し、単純に二台のモーターで持ち上げます。次のエンクロージャーは最初のエンクロージャーに列車のように連結されます。以下同じ手順で連結され縦に連なるアレーが完成します。
システムがスタックで使われる場合には、バンパーは逆に一番下のエンクロージャーに取り付けられた台座として機能し、4つの付属スクリュジャッキでスタックに完璧な安定性を与えます。
アンプラックとエンクロージャーの接続は、スピーカーケーブル1本のみで可能で、ループスルーコネクターが付いていますので、2台のエンクロージャーのパラレル接続も可能です。
V-DOSCシステムのセットアップは短時間で安全に、そして簡単に行うことができます。システムレスポンスが完全に事前予測できるため、結果を予測してセッティング可能です。


SOME THINGS TO THINK ABOUT

考えられる特長

V-DOSCシステムの最も魅力的な特色の一つは、アメリカで確立されたシステムの統一性です。
優れたパフォーマンスと他にはないシステムの統一性を提供することを目的として、数年間にわたるテストと評価の結果、いくつかのコンポーネント、クロスオーバーネットワーク、アンプに関してなど、エンドユーザーに対してライブサウンド・リインフォースメントの世界ではまれなパフォーマンスと予測可能な音場に関するシステムの統一性を提供することができました。そしてV-DOSCはツアーリングスピーカーとしての確かな地位を確立しました。

クリーブランドのエンドユーザーは、レンタルした12個の追加V-DOSCが元々所有していたV-DOSCと簡単にかつ正確に合体することを確信することができます。これにはのコネクターやケーブル、様々な推奨クロスオーバーやアンプも含まれています。V-DOSCシステムは標準的なシステムではなく、一定の予防措置をとり、技術を備えていて初めてその驚異的なポテンシャルを引き出すことができるということを理解する必要があります。
ポテンシャルをうまく引き出す可能性を最大限にするためには、いくつか尊重するべきポイントがあります。これは技術のない初心者向けのシステムではありません。尊重するべきポイントの多くは、カバレッジエリアのフォーカスと、システムの調整に関連した部分です。 

V-DOSCシステムはキャビネット間の間隔が5度を越えない限り、カップリングされているエンクロージャーの数には無関係に、完璧にコヒーレントな音場を生み出します。角度が5度を越えてしまうと、このキャビネットの分離によって縦の“リボン”がこわれ、円柱状波がこわれてしまいます。従ってキャビネットが正しく組まれていることを確認するために、アレイが正しくセッティングされているかをチェックする必要があります。こうした注意が払われていれば、常に素晴らしい結果が得ることができます。

前述のSPLのチャートを見ていただければ、特にSPLと減衰に関してV-DOSCがあらゆる大型の従来システムよりも優れた性能を持つことがわかります。従来のシステムと比べると、“くし形フィルタ効果”をなくすだけで、かなり数の少ないキャビネット及びパワーアンプで同じSPL値を達成することができます。従来の±3dBの変動のSPLでカバレッジを決める場合、球面状波(従来のシステム)だと減衰は音源からの距離が2倍になるごとに6dBであり、カバレッジ距離は1対2の比率以内です。 
円柱状波ジェネレーター、つまりV-DOSCの場合には、円柱状音場の範囲内では減衰は距離が2倍になるごとに3dBにすぎません!! つまりカバレッジ距離は1対4の比率以内となります。
水平方向のカバレッジは角度によって決まるので、実際のカバレッジエリアは、同じSPL値を距離“1”で達成する従来のシステムと比較すると4倍となります。 

水平方向のカバレッジは前述の通り90度です。この水平面ではV-DOSCの反応は純粋に単独の音源として機能し、オーディエンスに合わせた調整も正確に予測することができます。
 
垂直方向の音場はかなりの長距離にわたり同じ高さを保ちます。この状況は、エンクロージャーが0度でスタックされている場合には特に顕著に現れます。カバレッジエリアからはずれた音場での減衰は-13dBか、多くの場合これよりも大きくなります。これにより反響する部屋や、近隣に騒音の問題を起こしていたこれまでコントロール不可能だった状況下での、邪魔な反射や外部への漏れが最小限に押さえられています。世界中の小さなホールやアリーナにとってこれがどんな意味を持つか考えてみて下さい! 水平方向及び、垂直方向に決められたカバレッジを持ち、しかも会場の後方まで音を飛ばすためのディレイスピーカーも必要ありません!! 

もう一度SPLチャートを見てみると、最大距離で必要な音圧レベルを得るには、V-DOSCの場合には従来のシステムと比べて小さいゲインで、しかも比較的短い距離で済むことがはっきりと示されています。距離と減衰の法則がいままでの考え方と違うためです。さらにV-DOSCシステムの波面のコヒーレンスは、くし形フィルタ効果によるエネルギー損失と、空気と非反射表面による吸収を防ぎます。事実、円柱状波の伝播によってハイエンドでは明らかな音のリフティングが見られます。

この三つの理由だけを考えても、非常に高いSPL値を長距離で実現するのに必要なエンクロージャーの数は従来のシステムと比べて大幅に少なくなり、結果としてアンプの数も減り、消費電力も減り、トラックに積む機材のスペースもかなり減少します。


OK.... BUT HOW DOES IT SOUND???

OK、でも一体サウンドはどうなんだ???

すべてのサウンドシステムに関して、評価の中で最も重要なものは、実際のサウンドについての評価かもしれません。従ってV-DOSCについての評価も実際に聴いて判断するのが一番よいでしょう。しかしこの文章を読んで技術力も経験もあるエンジニアならば、V-DOSCには他のシステムと根本的な違いがあり、それがいままでにないサウンドを生み出すであろうことを認めざるをえないでしょう。いままでコヒーレントの優れた音場の性質そのものについては色々な人々が議論してきましたが、それを実際に体験しミキシングする機会は与えられてきませんでした。しかしV-DOSCは議論されてきた理想的なシステムを実現しています。
 
音圧レベルは、システムの物理的サイズから考えるとと極めて高く、カバレッジエリアは正確に決めることができ、なおかつ完全に予測が可能です。このシステムは円柱状波面(Sylindrical Wavefront)と同一平面状対称(Coplanar Symmetry)のコンセプトの採用によって、垂直・水平の両方向のカバレッジ軸に於いて非常に高レベルのリニアリティを実現しています。 また距離に対するSPLの減衰が大幅に小さいため、カバレッジエリアは従来のシステムよりもずっと大きく、そして サウンドクオリティは、どのシステムと比べても非常にクリアです。  
 
ステレオイメージは、90度の水平方向パターンとそのパターンを投射する能力のおかげで、オーディエンスエリアの中心部分だけでなく隅々まで素晴らしく、かつ明確です。 ライブ・サウンド・リインフォースメントの現場というよりもスタジオ(ニアフィールドの環境)にいるようです。
 
システムを購入またはリースする際に考えなくてはならない重要点の一つはコストです。スピーカーシステム、ケーブル類とコネクター類、そしてリギング用ハードウエアなどは小額の投資とは言えません。しかしシステムを動かすためのすべてのコストを計算してわかることは、他のどんな著名なサウンド・リインフォースメント・システムと比べても競争力で引けはとりません。アンプ、スピーカーシステム専用のプロセッサー、たくさんのリギング用ハードウエアやモーター、トラック輸送、ドライバー、レンタル代金、そうしたドライバーや他のスタッフの宿泊代金、その他のいろいろな付属経費がかからないことを考えれば、これは明らかにツアー向けの最も安価なシステムです!!


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